PRODUCTION


制作の仕事

好きなことに熱中した学生時代
趣味を仕事にできる会社
学生時代は大学で詩や小説等の文芸創作を専攻しながら、音楽を聴いたり、映画やドラマを観たり、フットサルをしたり等々の趣味に時間を割いていました。フットサルに関してはサークルとクラブチームに入り、アルバイトもフットサル場でしていたので、誇張ではなく、本当に週8くらいでやっていたと思います(笑)これといって大きなことを成し遂げたわけではなく、とにかく自分の好きなこと、熱中できることに全力で時間を使っていました。

就職活動においては、何を仕事にしたいのかを考えて、当時好きだったものを一つずつ自分の部屋に並べていったんです。サッカーが好き、映画が好きという風に考えていき、さらにその好きなものの中でも、これまでの人生で自分を一番支えてくれたものは何だろうと考えたときに出た結論が音楽でした。そこからはレコード会社を第一志望として就職活動をしていました。

「趣味を仕事にするとつらい」という話を耳にすることもあると思いますが、僕はまさに趣味を仕事にしております。自分が好きだったものがダイレクトで役に立っており、それはそれで楽しいので、僕は趣味を仕事にしてみて良かったと思っています。

学生時代に熱中した経験が直接仕事に繋がっていることはとても幸せに感じていますし、ぼんやりとした夢だった音楽プロデューサーになりたいという夢も叶えることができました。就職活動のときは考えてもいませんでしたが、現在は音楽のプロデュースだけでなく、アニメのプロデュースまで出来てしまっているという状況ですので、日々やりがいを感じながら取り組めております!

プロジェクト成功のカギは『面白い』という感覚の言語化
この仕事はユーザーを楽しませる仕事だと思っているので、僕が一人のユーザーとして作品を受け取った時に喜ばしいものであるか、さらにその喜ばしいという感情にはしっかりとした理由があるのかというのは常に考えています。

感覚として楽しいとか、面白いということではなく、ちゃんとその面白さに対して自分が説明できるのかというのはすごく気にしている点ではあります。勿論、感覚的な部分も大事な仕事だと思いますので、そのバランスも意識しつつ、自分が何かを判断するときには、その判断が正解か間違いかというのはすぐにわからないことも多々あるので、悔いの残らないように、自分なりの理由を見つけて判断をしています。

以前先輩のプロデューサーから「プロデューサーって実は何もしていない人」ということを言われたことがあり、その言葉が今でも印象に残っています。たしかに、僕は曲が書けるわけでも、絵が描けるわけでもないですし、セールスやプロモーションをするわけでもありません。ただ、プロジェクトの旗振役として、それぞれの役割の間に立つ仕事だと思います。自分のした判断によって、社内外多くの方が動き出す瞬間もあり、プロジェクトへの責任のある仕事だとも思います。結果が出たとしてもプロデューサーの成果ではなく、そのアニメも音楽も形にしたクリエイター、アーティスト、スタッフの成果だと思いますので、常に謙虚な気持ちを持って、取り組まないといけないと考えています。なので、アシスタント時代にもらった言葉として、忘れないようにしています。

専門知識ゼロからの挑戦
夢を追いかけられる土壌がある
僕はこれまでの人生で何かしらの楽器をやっていたわけでもなく、音楽は聴く側として楽しんでいただけですし、元々アニメに興味があったわけでもありませんでした。キングレコードに入社してから、多くのことを学ばせてもらい、今は音楽プロデューサーになる夢を叶えることができ、アニメのプロデューサーという自分が思い描いていた夢よりももっと大きな仕事をさせてもらっているなと感じています。現在の役職になってからも挑戦したいことがまだまだあり、大人になってからも新たな夢を追い続けられる土壌がある会社なので、恵まれた環境で仕事ができているなと思います。

これまでも”歌劇”、”ラブコメ”、”異世界”等々の様々なジャンルのアニメに携わらせていただいたのですが、どんなジャンルでもしっかりとして結果の出せるプロデューサーを目指したいです。その先の夢として、原作のないオリジナル作品に挑戦したいと思っております。特にロボットアニメの制作には憧れがありまして、いつか叶えられるように、まずは目の前の仕事ひとつひとつに全力で取り組んでいきます!