ISHII YUKI


石井 優樹

トレンドの最先端領域で展開するIPビジネス
人との繋がりが刺激になる
私は現在、アーティストやアニメコンテンツの商品化ライセンス業務を担当し、雑貨品や日用品のライセンスアウトから企業とのタイアップ、ブランドコラボなど幅広いライツビジネスに関わっています。

マーチャンダイジング(注)とも呼称される商品化のビジネスですが、私の業務は様々な企業からキングレコードが保有するコンテンツ(アーティスト・アニメキャラクター)を使ってビジネス展開を図りたいという要望を受け、どういった展開をするのが良いかをディスカッションした上で、コンテンツ使用の許諾を出してロイヤリティー(コンテンツ使用料)をいただくビジネスになります。

キングレコードの事業においてもライツビジネスの拡大は最重要項目として掲げている命題。業界内においてもIPビジネス(注)はトレンドであり、最先端の領域で仕事ができることはやりがいに思いますね。また、商品化業務を通じて、1つのコンテンツで音楽業界に留まらず多種多様な業界の方々と繋がり、お仕事ができることがレコード会社として考えた時に面白い部分だなと感じていて、刺激になることが日々たくさんあります。

(注)マーチャンダイジング…消費者の欲求・要求に適う商品を、適切な数量、適切な価格、適切なタイミング等で提供するための企業活動

(注)IPビジネス…IP=「知的財産」。自社が保有するIPを販売または貸与することで収益を得るビジネス

ライツビジネスの展望
理想のビジネスモデルを追求
ライツ本部は営業部署になるので、売上を伸ばすことは当然として今後は自社コンテンツのプロモーションやマーケティングの側面を今以上にフューチャーした仕事をしていきたいですね。

1つのコンテンツに対して、商品化という領域からプロモーションとしてどうユーザーにリーチしていくか。また、新規開拓のための予めターゲットを狙った展開コントロールだったり、課題は多くありますがライツセールスとしての機能をさらに充実させたいです。

もっと広げると商品化以外にも、映像・デジタル配信、海外展開を含め多角的なビジネスをライツ部門から発信していくことが理想だと思います。
他社IPをオールライツでディストリビュートしたり、または各担当の得意とする業界クライアントを他社に紹介するような代理店業務にも取り組んでみたり…。
夢は広がりますが(笑)仕事の幅をもっと広げていける職種だと思います。

自由度の高いエンタメ企業
レコード会社の枠に収まらない面白さ
私はレコード会社に入社しましたが、現在売っているのは音楽にまつわるCD・DVDなどのパッケージではなく、自社が保有する「知的財産」そのものであり、エンタメを売っていくことの楽しさを感じています。

元々は音楽が大好きで音楽制作がやりたくてレコード会社に入りましたが、自分が思っていることとは違う方向に転がってみて、現在はライツビジネスとして未知の面白さを感じることができました。
全く知らなかった専門的な業種に携わり、日々勉強する中で改めてキングレコードという会社は社会人として多くの経験を積める場所だなと感じます。

キングレコードを自由度の高いエンタメ企業という大枠で捉えてもらえると入社してからいろんなことができるし、可能性が広がるのでそういった意識で会社を見てもらえるといいかもしれませんね。