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CDアルバム | DVD

プレイガール大魔境【初回限定盤】(CD+DVD)

キノコホテル

2017/06/07

KICS-93494 ¥3,565 (税抜価格 ¥3,241)

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商品詳細
				
[収録曲] <CD>(初回限定盤・通常盤共通) ※全曲2017 年録音 1. ゴーゴー・キノコホテル 2. 愛人共犯世界 3. 球体関節 4. あたしのスナイパー 5. 悪魔なファズ 6. 荒野へ 7. 還らざる海 8. 愛と教育 9. おねだりストレンジ・ラヴ 10. 風景 11. 惑星マンドラゴラ <DVD>(初回限定盤のみ同梱) ・「あたしのスナイパー」Music Video ・激写!キノコノウラスジ ・魔葫大酒店 in 台湾 ≪ALL TRACKS≫ 作詞作曲:マリアンヌ東雲 編曲:マリアンヌ東雲・キノコホテル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「世界を暗躍するキノコホテルの名曲アルバム魔境編」文責・サミー前田   キノコホテルの創業10周年記念作品として制作されたこのアルバムは、過去に発表された5枚のオリジナル・アルバムから、レーベル3社の垣根を越えてセレクトされた10曲にそれぞれ大胆なアレンジを施して、新たに録音したニュー・アルバムである。加えて1曲は完全未発表の所謂「新曲」である。  収録曲の大半は定番曲というよりも、いわば「隠れた名曲」と呼ばれるような選曲であり、電気ベース担当のジュリエッタ霧島入社前に発表された楽曲を中心に構成されている。  それぞれが「揺るがない名曲」ということでもある。楽曲で遊んでいるかのような大胆なリアレンジ、自由でありながらさらにポップに生まれ変わっている。これまでになく多くの楽器を駆使、エキゾチック、オリエンタル、エクスペリメンタル、ディスコっぽい要素も取り入れ、型にはめられがちなキノコホテルのパブリック・イメージをあざ笑うかのようなコンセプチュアルな仕上がりとなった。  タイトルは、まるで<世界各国を暗躍する謎深き女性>をテーマにしたB級映画のような、架空のサウンド・トラックのムードもあることから『プレイガール大魔境』と付けられた。日本国内だけでなく、ヨーロッパやアジア・ツアーも行なっているキノコホテルらしい。  ありがちな再録ベスト盤とは全く趣きが異なり、各曲が「完成形」として収録されたキノコホテルにしか作る事の出来ない濃厚かつ強烈な10周年記念アルバム。大きく成長した現在のキノコホテルの超絶グルーヴと、マリアンヌ東雲の書く楽曲の良さ、そしてその鬼才ぶりを改めて認識できるだろう。 ■楽曲解説■ 1.ゴーゴー・キノコホテル まずは、KINOCO AIRLINE C.Aの冷酷なアナウンス〜ジェット機のS.Eからスタートするこのアルバム。 カリフォルニアあたりのガレージ・バンド達も吃驚の凶暴パンクなサーフ・インストをお届け。 2.愛人共犯世界 愛憎入り交じる少々ヘヴィでエロチックな歌詞をシンプルなロックンロールに乗せて歌う。リズム&ブルースや初期パンクな隠し味もありつつポップに調理しているところは朝飯前といったところか。 3.球体関節 キノコホテル屈指の浮遊感を持つ魅惑のスペーシー・サウンド。エフェクト類を駆使しながらドラマチックな小品に仕上げている。 4.あたしのスナイパー 英国スパイもの映画やTVドラマ、または、劇画アクション「ホテル探偵DOLL」が目に浮かぶというマニアックな見方をする胞子(ファン)もいるかもしれないが、理屈抜きにグルーヴィーなキノコ最初期のナンバーのひとつ。 加藤マニ監督によるMVも制作。 5.悪魔なファズ すわっ!ミュンヘン・ディスコか!? もしくはスカですか?ファズなのに? 異種交配を極めた多国籍ムード不思議ダンス・ナンバー。 6.荒野へ マリアンヌの歌手としての魅力が堪能できるやさぐれジャズ歌謡ともいえるナンバー。ジュリエッタはアップライト・ベース。キノコホテルとしては珍しくゲスト・ミュージシャンを起用、おおくぼけい(アーバンギャルド)がピアノを弾いている。 7.還らざる海 昼メロで使われそうな一度聴いたら忘れられない美メロ、ソフトロック・マニアにもファンが多い究極の哀愁系作品。イントロのフレーズはフランソワーズ・アルディのオマージュであり、今回の録音の際、新たに付け足された。 8.愛と教育 前曲との対比、この振れ幅の大きさについていけるのかどうか試されているようなハードコア・パンクに変身したSMチックな曲。「振り子の幅はでかいほどいい」という勝新太郎の言葉を思い出す。 9.おねだりストレンジ・ラヴ イントロの不気味なタンプーラから、一転してダンサブルに展開するエキゾチック・ディスコ・チューン。シタールっぽい鍵盤の響き、ギター・リフやぶあついストリングスにボリウッドの香りも漂う。 10.風景 これは、わけわかんなさ爆発の14分弱。マリアンヌが三線、ケメがスチール・ギターを弾き、ファビエンヌは島太鼓。中盤からジャーマン・テクノにも通じるサイケデリック・ジャムで時間が捻れる。キノコのジャムバンドとしての側面を思い知れ。 11.惑星マンドラゴラ 実演会でも披露したことのない完全未発表曲を発掘し録音したものである。謎の多いアイドル歌謡チックなポップ・チューンで、感動的にこのアルバムは幕を閉じる。