ARTIST
タル・ウィルケンフェルド
TAL WILKENFELD
1986年生まれ、オーストラリアで育ったタル・ウィルケンフェルドは14歳からギターを弾き始める。
16歳を迎えた2002年の頃には渡米して、音楽学校に入学。その半年後には楽器をベースに持ち替えて、
ベーシストとしてのキャリアを開始する。影響を受けたベーシストとして、ジャコ・パストリアスやアンソニー・ジャクソンを挙げている。
2006年にはオールマン・ブラザーズ・バンドのレコーディングにゲスト参加、
チック・コリアやヴィニー・カリウタのオーストラリア・ツアーにも参加する。
2007年7月にはジェフ・ベックのバンドのツアー・ベーシストに抜擢され、
クロスロード・ギター・フェスティバルでジェフと共演し、注目を集めた。
ジェフのライヴ・アルバム『ライヴ・ベック3〜ライヴ・アット・ロニー・スコッツ・クラブ』でも、
タルの演奏を聴くことができる。その他にはハイラム・ブロック、スティーヴ・ヴァイ、ウェイン・クランツとも共演している。)
その後、ジェフ・ベックのバンドのベーシストにも抜擢され、一躍有名となる。
日本では2009年1月にアルバム『トランスフォーメーション』をリリース、
翌月にはジェフ・ベックの日本ツアーに帯同するかたちで初来日が実現し話題を呼んだ。
2010年にはハービー・ハンコックのImagineプロジェクトに同行するが、
ツアー中に怪我をするアクシデントに見舞われ、残念ながらツアーから離脱してしまう。
(なお、ハービーのツアーはその後マーカス・ミラーやピノ・パラディーノが参加して継続された。)
2019年8月、ソロ作品としては約10年ぶりのリリースとなるニュー・アルバム『ラウ・リメインズ』をリリース。
本作はベースだけでなく、アコースティック・ギター、ヴォーカルまでを自らが担当し、
ソロ・アーティストとしての高い表現力で魅了する作品に仕上がっている。