DVD

解放区

そのフェンスの向こうには”楽園”があったー ドキュメンタリー作家”未満”の男が漂着した大阪・西成。再開発に翻弄される街と、行く先を見失った主人公の不安定な魂がシンクロした時、現実と虚構の境目が崩壊するー。

2020/07/08発売

KIBF-1713

¥3,800 + 税

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商品詳細

2014年 
収録時間:本編114分
仕様:カラー ビスタ(スクイーズ) 片面2層
音声:オリジナル日本語 (DTSマスターオーディオ/ステレオ)
映像特典:劇場告知編、舞台挨拶映像、西成まち歩き

*仕様等、内容、商品写真は予定のため変更になる場合がございます。

INTRODUCTION
「コンプライアンス」、「リテラシー」が声高に叫ばれている今・・・。5年の歳月を経て、”何が問題なのか?”を問われるのは、”映画”か、それとも”観る者”か!?異才・太田信吾が切り開く新たなフィクションの可能性に打ち震えよ
友人の自殺を直視したドキュメンタリー映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(2013年)が国内外で反響を呼び、また俳優としても活躍の場を広げる太田信吾が、再開発に揺れる大阪は西成区・釜ヶ崎に漂着する若者をドキュメンタリーの手法を活かし、リアルティ溢れる描写で表現した初の長編映画監督作品。かつて本作への助成金に関して大阪市との見解の相違から映画の存続が危ぶまれ、その議論は各所に飛び火した。それでも「貧困や病気、犯罪は個人の問題ではなく、社会システムを受容しているわたしたち一人ひとりに起因する。」という彼の強い信念が多くの人を動かし、地元住民や商店主などの協力を得ながら映画は2014年に完成した。しかし、その後東京国際映画祭、光州国際映画祭に正式招待されるも永らく一般劇場公開が見送られてきた。なぜなのか?5年の封印を経て、いまその”映画”の全貌が明らかにされる。平成を超え、ついに新時代・令和となって解放された”問題作”遂にブルーレイ&DVD化。
ここ何年もの間に観た劇映画の印象がすべて吹っ飛ぶぐらい、衝撃を受けました。社会性を持ちながら、劇映画本来の醍醐味がここにあります。俳優の存在力、カッティング、自在に動くカメラ、音や音楽など、低予算にも関わらず条件の厳しさはまったく感じさせず、いまの映画業界に愚痴ばかり言っている私は、ですから、ひどく落ち込みみました。そして遠い昔、勝新太郎さんが私に言った「サカモト、映画はね、裏切りとすれ違いで成り立ってるんだよ」という言葉を思い出しました。加えて、「フィクションはノンフィクションのように、ノンフィクションはフィクションのように、作るべし」とよく先達が言っていましたが、そのどちらでもありどちらでもないありかたに驚きました。あらためて、撮影隊=芸術を受け入れる度量の深さをあの町に感じ、それでいて『解放区』はその題名のとおり、決してあの地域のみに特化した作品ではなく、この国に住む私たちの脆弱な精神性(排除や偏見や憎悪)にも関わる物語として、あらゆる場所へ越境して行くべき作品です。2020年、2025年のバカ騒ぎに向けて、日本の繁栄を最底辺から支えてきた人間たちと、その営みを覆い隠して、なんのための国づくりなのか。自戒も含め、まずは映画人が観るべき映画。主人公の自業自得は、あまりに痛快。傑作!  −阪本順治(映画監督)

STORY
ドキュメンタリー作家になる事を夢見る”未満”の青年は、先輩ディレクターとの理不尽な上下関係や被写体との接し方に悩みながらも、小さな映像制作会社で働きながら未だその途中である。夢を語り理解を示してくれる恋人もいるが、ある現場で先輩の取材姿勢に憤りを爆発させてしまう。職場での居場所を失った彼は、新たな居場所を探すかのように、かつて出会った希望を見失った少年を取材する為に大阪、西成へと向かう。しかし、少年の行方を掴む事は出来ない・・・。1人で問題に向き合えず、東京で取材した引きこもりの青年を呼びつけ、行きずりの女性に愛を語り、誠実さに欠ける取材を続ける。少年を探しながら街を彷徨う日々。そして、自らの弱さと甘さがもたらした結果から、一歩また一歩と後戻りできない道に迷い込んでいくのだった。

STAFF
監督・脚本・編集:太田信吾
撮影監督:岸健太朗

CAST
太田信吾、
本山大、
山口遥、
琥珀うた、
佐藤亮、
岸健太朗、
KURA、
朝倉太郎、
鈴木宏侑、
籾山昌徳、
本山純子、
青山雅史、
ダンシング義隆&THE ロックンロールフォーエバー、
SHINGO★西成 
 
      ほか