ARTIST

コロンえりか

ベネズエラ生まれ。 聖心女子大学・大学院で教育学を学んだ後、英国王立音楽院、声楽科修士課程を優秀賞で卒業。同年ウィグモアホールデビュー。 モーツァルト・フェスティバル(ブリュッセル)、宗教音楽祭(フィレンツェ)、日英国交150年記念メサイア(ロンドン)でソリストを務めるなど オラトリオの分野に力を注ぐ。 オペラではイタリア、モンテロッソ音楽祭『コシ・ファン・トゥッ テ』デスピーナ役、『ドン・パスクアーレ』ノリーナ役を務めた他、フランス、プリヴァ市 バロック音楽祭で『紅の薔薇』タイトルロールのヴィーナスを演じ、ラジオフランスで放送。 2013年には東京シティ・フィル主催の「カルメル会修道女の対話」でコンスタンスを演じ好評を博す。これまでパリ・オペラ座メンバー、国内の主要オーケストラはじめ、キリ・テ・カナワ、ジョン・バエ スなどと共演。コンサート以外では長野スペシャル・オリンピックスの開会式曲録音、スポーツ試合でのベネズエラ国歌斉唱、テレビ番組のリポーターなど幅広い分野で活動。 東日本大震災以降エルシステマ・ジャパンの立ち上げから、東京ホワイトハンドコーラス設立にも携わり、耳の聞こえない子どもを含む、様々な障害を持つ子どもたちに音楽を教えている。エルシステマ・ジャパンのスペシャル・アドバイザー。 2015年は井上道義指揮、野田秀樹演出の全国共同プロジェクト、オペラ「フィガロの結婚」でバルバリーナを好演。特にライフワークとして取り組んでいるのは、父エリック・コロンが平和への願いを込めて作曲した「被爆マリアに捧げる賛歌」の演奏と講演会で、浦上天主堂に於ける初演、CD出版後、世界各地で学校や大学を訪れて長崎からの平和へのメッセージを発信している。4児の母。