ARTIST

伊藤悠貴

15歳で渡英。21歳でブラームス国際コンクール、ウィンザー祝祭国際弦楽コンクールに優勝。以来、フィルハーモニア管弦楽団をはじめとする国内外の主要オーケストラ、小澤征爾のもと特別結成されたオザワ祝典合奏団、また多くの著名指揮者と共演。ラフマニノフ作品、イギリス音楽の研究をライフワークとし、自らによる多数のチェロ版編曲を含むその演奏は、V.アシュケナージ、J.ロイド・ウェバーからも共演を通じて称賛されている。リサイタルはロンドンのウィグモア・ホール、ロイヤル・フェスティバル・ホールをはじめ世界各地で行う他、ウィンザー、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、セイジ・オザワ松本フェスティバルなど国内外の音楽祭に客演。また指揮者としても国内外で活動し、2013年にロンドンでナイツブリッジ管弦楽団を創設。2016年には日本・アンゴラ外交関係樹立40周年記念事業としてカメラータ・ルアンダを指揮し、アフリカのオーケストラ史上初となる日本ツアーを成功に導いた。その他、一柳慧「龍笛とチェロのための音楽」、雁部一浩「ロマンス」を含む新作の初演、S.ザハーロワ、I.サレンコなどのバレリーナとの共演、作曲、文筆、大学講座、またマスメディアにも多く出演するなど、活動は多岐にわたる。倉田澄子、A.ボヤールスキイ、D.ゲリンガス各氏に師事。英国王立音楽大学首席卒業。第17回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。(2021年10月現在)