ARTIST

©ALTAMIRA MUSIC, INC. 写真:鈴木愛子

高田 渡

Wataru Takada

1949年、岐阜県に生まれ東京に育つ。
中学卒業後、昼間は印刷会社で働き夜は定時制高校に通う生活を送る中、アメリカのフォークソングに傾倒し曲作りを始める。
68年、フォークキャンプで『自衛隊に入ろう』を唄い注目され、翌年「高田渡/五つの赤い風船」でレコードデビューを果たす。
自作のほか、明治・大正・昭和の演歌師や山之口貘をはじめとする詩人の現代詩に曲をつけたスタイルを確立する。
そんな独自の手法で日本のフォークソングを次々と作り出し、40年近く全国各地で唄い続けた。2004年には音楽ドキュメンタリー映画『タカダワタル的』が公開され、同名のサウンドトラックもリリースされる。翌05年4月、公演先の北海道で急逝。享年56歳。没後も多くのミュージシャンやファンに愛され、06〜09年まで“ 高田渡生誕会” が行われた。