『言の葉風』(ことのはかぜ)
〜時空(とき)を超えて吹く風〜
言の葉が、さらさらと吹いてくる……。心地よい風に運ばれて……。
中世の人々は、和歌から受ける印象を『言(こと)の葉風(はかぜ)』といいました。日本語の持つ美しい響き。歌と言葉が限りなく近かった時代は、その響きそのものが、風にも似たメロディーだったのでしょう。
「ウタコト」には、そんな言の葉たちが生きています。遠い昔のみずみずしさ、そのままに。ただ懐かしいだけではありません。現代の風に不思議なほど溶け合って、ますます輝きを放っています。
私たちは、はるかな歴史の中で、大切なものを置き去りにしてきました。でも、失いたくないもの、明日へと送り届けたいものが、たくさんあるはずです。
「ウタコト」があなたの琴線に触れる時、きっとそのことに気づくのではないでしょうか。
山下景子