■二葉百合子が引退会見。芸能
生活76年目にして「元気ないま
だから幕を下ろしたい」と引退
を決意
「岸壁の母」「関東一本〆」
などのヒットで知られ、今年で
芸能生活76年目を迎えたベテ
ラン歌手・二葉百合子(78)が、
歌手を引退することを決め17
日、東京・文京区のキングレコ
ード江戸川橋スタジオで引退
会見を行った。
大勢の報道関係者が詰めか
ける中、「元気ないまだからこ
そ、私は上げた幕を下ろすとき
だと決心して引退させていた
だくことにしました」と公表。
引退を決めたのは昨年暮れで、
「自分の気持ちを皆さま方に
お伝えしたいと決意」してこの
日の会見に臨んだもの。
引退は60周年を迎えたころ
から考えていたそうだが、「60
周年のとき、まだあと5年は大
丈夫かと思い、65周年、70周
年、そして昨年の75周年と、お
陰さまで体も元気で、声も出て
いたので今日まで歌わせてい
ただきました。昨年7月に75周
年記念曲『百年桜』を出させて
いただきましたが、まさか75周
年の記念曲をレコーディング
させていただくとは思っても
いませんでした」と、時おり目
頭を押さえながら話した。
東京・葛飾区に生まれ、浪曲
師の父・東若武蔵に師事。3歳
で初舞台を踏み、1957年に
「女国定」で歌手デビュー。歌
の間奏に浪曲のセリフを入れ
る「歌謡浪曲」を確立。72年発
売の「岸壁の母」は、総売り上
げ380万枚の大ヒットを記
録した。
戦前、戦中、戦後と歌い続け、
苦労も数々経験してきたが、
「ここまで歌わせていただい
たことで、いままでの苦労も悲
しみも全部消えて、いまはいい
思い出しか残っていません」。
人間ドックを毎年2回受け、
「体はどこも悪くない」と健康
ぶりをアピールしながら「「こ
れから1年間は、いただいたお
仕事を頑張ってさせていただ
きます。いままで以上に全力投
球で歌っていきます」と笑顔を
見せた。
今後の予定は、6月23日に永
久保存版ミニアルバム「百年
桜」を発売。7月から11月まで
東北ツアーを行うなどして、来
年3月に都内で最終公演を開
いて歌手生活にピリオドを打
つ。
現在、石川さゆりをはじめ、
藤あや子、坂本冬美、原田悠里
ら7人の歌手に歌を教えてい
るが、「引退後も後進の指導に
当たりたい。引退しても声は出
し続けていると思います」。
会見場には、事務所社長でマ
ネジャーの夫・大村忠さん(79)
も顔を見せ、「二人三脚で歩い
てまいりました。本当にお世話
になりました」とあいさつした。
「引退記者会見を開く二葉百合子」
(東京・文京区のキングレコード江戸川橋スタジオで)