ARTIST

マンハッタン・ジャズ・オーケストラ

Manhattan Jazz Orchestra

リーダーのデビッド・マシューズは、1970年代後半から80年代初頭にかけて、ニューヨークのジャズ・クラブ、
セブンス・アベニュー・サウスで自己のバンドを率い、マンディ・ナイト・オーケストラとして毎週月曜日に、
斬新なアレンジと迫力あるサウンドで大評判となった。

その後マシューズはCTIの専属アレンジャーとなり、ジョージ・ベンソン、グローバー・ワシントン等のヒット作の編曲を手掛けた。
彼のホーン・アンサンブルは特に定評があり、80年セントラルパークで行われたサイモン&ガーファンクルのコンサートでの
ホーン・アレンジは伝説的なものになっている。

マンハッタン・ジャズ・オーケストラは、デビューアルバム「モーニン」がビッグバンドのアルバムとしては異例の大ヒットを飛ばした。
このオーケストラの編成は、オーソドックスなビッグバンドの編成とは異なり、4トランペット、4トロンボーン、2サックス、2フレンチ・ホルン、
ベース・クラリネット、チューバ、ピアノ、ベース、ドラムから成り、ギル・エバンス・オーケストラに似ている。
しかし、マシューズの斬新でポップ性があるアレンジにより、まさにコンテンポラリーなサウンドを生み出し続けている。