ARTIST

崔岩光

SAI YANGUANG

中国大連出身。本名 崔岩光(Cui Yan Guang)。
15歳にして北京空軍文芸歌舞団に入団し、コロラトゥーラ・ソプラノとしてデビュー。
1977年には全軍声楽コンクールで優秀賞を獲得する。
1984年中国音楽学院歌劇科を修了し、中国中央歌劇院ソリストとなる。
同年6月5日北京で開催された国連「地球環境を守る日」にテーマソングとして作曲された「愛する小鳥よ」を初演、中央音楽協会の「緑葉賞」を受賞する。
1989年東京で上演された日中合作のオペラ「魔笛」に夜の女王役で出演、以後この役は最高のはまり役として團伊久磨、小澤征爾、大野和士らの指揮によっても世界的に高い評価を得ている。
’92年東京芸術大学の平山郁夫学長(当時)から招聘を受け、以後天安門事件で遅れていた欧米へのデビューが日本経由という形で実現されることとなった。
2001年アメリカ・サンディエゴ歌劇場、’02年7月チリにて「魔笛」に出演。
同年11月北京にて團伊久磨の「ちゃんちき」、’03年4月新国立劇場で「ラ・ボエーム」に出演、大絶賛を浴び、5月フィンランド「トゥーランドット」公演でも大成功を収める。
’05年2月にはギリシャ新国立劇場オープン記念オペラ「魔笛」に、’06年1月にはアメリカ・ダラスでの「魔笛」にも出演した。
その透明感溢れる、さわやかで美しい歌声は‘90年BUNKAMURAでの「ガラ・コンサート」で指揮者アルベルト・エレーデに絶賛されたほか、’98年新国立劇場オープン記念「魔笛」(大野和士指揮)では世界的演出家ミヒャエル・ハンペ氏からも高く評価された。